脚の形が大まかに決まったので、一番最初の荒取りで失敗した時の寄木に木のかすがいを打ち込んで物理的に固定します。こういう蝶々型の木を埋め込んで、寄木部分の剥がれを物理的に防ぎます。
蝶々はバンドソーで適当に作ったものです。

シルエットを写して。

ドリルで輪郭内に穴をあけていきます。


蜂の巣になったところを鑿で崩していきます。

接着剤でつけて叩き込んでパテで隙間を埋めておきます。これで安心。

脚の荒彫りの続きです。丸太の端っこに向かって彫り込んでいきます。
チョークでデッサンを入れ、そのイメージに沿って進めます。衣のたるみ具合を想像しながら、また曲線の流れの美しさも意識しながら彫刻しました。


衣が肌から浮いているところ、接しているところの彫り分けが大事です。


今はブロンズ作品を中心に制作していますが木彫の振り返りをしているともう一度木彫をやってみたくなってきますね。ここ数年でブロンズの地金の値段が2倍以上になってしまったというのもあって大きな作品をバンバンつくるのも考えものだなと思い始めたところ、木材もおそらく価格は上昇していると思いますが価格上昇理由が金属とは違うのでまだマシなのかなと思ったりします。
そもそも木彫で特大サイズの作品を作るのに時間がかかりすぎるから規模を縮小してもブロンズならアリかなということで素材を変えたところがあるので、木彫にまた戻るにしても以前のような規模ではやらないと思います。
まあでもブロンズを経験した今なら以前とは違った切り口で木彫の魅力を追求できるような気もします。
まだいくつかブロンズで取り組みたい作品が控えているので何にしてもまずはそれを形にしてからですね。