粘土の荒付を始めました。






最初は背面を作るつもりがなかったのですが、やってみたら良くなくて背中も作りました。
辛抱が出ちゃいました。
この時点では普通な造形なので、特に変わった感は見て取れないですね。
禍感もまだないです。

粘土の荒付を始めました。






最初は背面を作るつもりがなかったのですが、やってみたら良くなくて背中も作りました。
辛抱が出ちゃいました。
この時点では普通な造形なので、特に変わった感は見て取れないですね。
禍感もまだないです。

全ての荒彫りが済んだので上から順にどんどん彫り込んで仕上げていきます。
髪の毛いきます。髪の毛の流れを束のまとまりで中彫りしてあったので、このまとまりを土台として彫刻刀でさらに刻んでいきます。刀も使い分け、複雑かつ美しい形を目指します。無駄な形が1mmもないようにって思いながら進めました。





これで頭部は完成になります。完成度の基準ができたので、完成した頭部の空気感に合うように首より下の部分も彫り込んでいきます。
髪の毛の形って自由度が高い分とても難しいです。実際「髪の毛の表現」としてしっかり考え始めたのは大学院に入ってからの制作くらいからのもので、思えばそれ以前はかなり適当でした。なので初めてまともに向き合った時に自分の中に引き出しが無さすぎて相当苦労したものです。経験を重ねるごとに理想が定まっていき、むしろ難儀していた場所が見せ場に変わっていきました。
どの向きから見ても単純なラインのない流れの美しさが自分にとって一番大事にしているところです。
台座を薄い黒で塗り重ねました。
台座はこれで完成です。
制作時間計138時間 型の焼成時間85時間
硫化カリウム水溶液塗布30回
硫化カリウム水溶液塗布やり直し20回
新しい作品をつくり始めます。
「禍り門」
まがりかど という作品になります。
本当は「漂流世界」を始めるつもりでしたが、ふと思いついて火がついたのでサクッと仕上げます。
と言っても今回のはサイズで言えば大きくないのですが、かなりテクニカルな作品になる感じなのでそういう意味でかなり難しいので上手くいくかどうか。
新しい感じの作品になると思います。

実はある程度色がいい感じになってから表面を触ったらパティナが剥げてしまいました。
かなり薄めてやっていたので濃度は問題ないはずなので、黒染め開始前の脱脂が十分でなかったのかと思い、一度硫酸で前の黒染めを全て剥がし、アセトンで表面を洗い流して完璧に脱脂しました。
その後硫化カリウム水溶液はさらに薄めてじっくり浸透させながらパティナを施すことにしました。
この画像はやり直し10回目の状態です。
(実は1回目の時は脱脂自体やってませんでした。。高圧洗浄機で洗い流すんで十分かなと思ったらダメでしたね。)

やり直し15回目

やり直し20回目
ゆっくりゆっくり黒くなってきました。自分的には常に薬品をかけ続けるより1回1回乾くまで待ってから次をかける方が反応がいいような感じがするので時間がかかります。今回はゆっくり反応を進めたいので室内で日に当てずにやっています。
制作時間計137時間 型の焼成時間85時間
硫化カリウム水溶液塗布30回
硫化カリウム水溶液塗布やり直し20回

作品落下防止のために作品の乗る部分に突起を作っりました。これをチェーンソーで首のサイズに合わせます。

仮置きしてみてちゃんと入るか確認します。

いい感じにハマりました。

表面を焼きます。

炭を洗い流しました。

オイルステインとペインティングオイルと油絵具を混ぜて暗めの朱色に塗りました。

下の方を明るめの朱色でグラデーションにしました。

台座は組み立てまで完成です。

パティナは最初は黒染め促進剤から塗り始めました。

ちょっとサビっぽくなってからの黒染めスタートです。

今回は硫化カリウムを使って黒染めしていきます。

濃度が濃すぎるとすぐ黒くなるんですが、反応が早すぎるとしっかり黒色のサビが作品に沈着せず、こするとハゲてしまう感じになります。しっかり定着させるためには薄ーい溶剤を作って何度も何度も根気よく塗り重ねていく必要があります。

硫化カリウムは今のところ青みがかった黒になっていますね。反応の限界までやってみたいと思います。

制作時間計135時間 型の焼成時間85時間
硫化カリウム水溶液塗布30回
