小川原隆太 彫刻制作記録(森共同アトリエ管理人日記)

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過去作品の振り返り8 木彫作品5 体の寄木合わせ目の補強

まず鎖骨周りを仕上げました。 もうすでに寄木部分に少しの割れが出始めています。脚の方はすでに蝶々かすがいを打ち込んでありますが、腰から上はまだ手付かずだったのでこっちも打ち込みます。 腰の部分は寄木自体の厚みが薄くて蝶々を入れられないので正…

過去作品の振り返り8 木彫作品5  髪の毛の最終仕上げ

大きな流れの形、毛の束の流れの形に加えて毛の細かな表情を細い丸刀で彫り込んでいきます。 これで髪の毛は完全に仕上がりました。 無駄な形を一つも作らず、水の流れのようなイメージでどこからみても変化のある形を意識しています。ねじれを使っていくこ…

形の修正

少し形に不満があって、直すべきか悩んだのですが、不満を残したまま終われないのでやっちゃいました。(部分的に修正して色を合わせられるのか?) 今回は黒染め促進剤を使ってみました。何度か塗ると色が沈んできました。黒くなるきっかけ作りみたいな感じ…

外型材の流し込み

外型作りに入ります。 バケツに各素材を投入。 古型材を2。 アンツーカーを2。 石膏を2。 水を入れて。 攪拌機で混ぜます。 頑張って持ち上げて流し込みます。 両サイドに発泡スチロールを入れておきました。 これを外すとフォークリフトの爪が入れられて…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 衣の荒彫り 裾の彫り込み 脚の間貫通

荒どりした衣をどんどん彫り込んで形にしていきます。 裾の先の重なりを彫り込みます。 深い場所はドリルでできるだけ量を落としておきます。 両足の間を作ります。 足は全体重を支える大事な場所なのでミスしたからずらして直すとかができないので、ざっく…

型材流し込み準備

四隅に大きい漏斗を設置できるようにして順番にここから型材を流し込みます。制作時間計81時間。

過去作品の振り返り8 木彫作品5 衣の寄木2つ目の荒取りと3つ目の寄木まで

衣2つ目の荒取りをします。直感的にチェーンソーでざっくりと。 左の方にある鉄の棒は古い昔のバールなんですが、なくなっちゃったんですよね。最近のは長いものも細くて頼りないです。 雰囲気出てきたと思います。 最後の寄木面を平らにします。 寄木材の…

外型の準備

湯道やガス抜きの管をつけていきます。 最初に横方向に作品に繋がる部分をつけてしまうと楽です。 下から順にブロンズが静かに満ちていくように一番下以外は上向きにつけます。 これで完成。 縦に4列で流し込むことにしました。 細部でガスの抜けが悪そうな…

台座の制作。

木の台座の中に忍ばせる鉄の架台を制作しました。

型材の完成

フレットミルで粗挽きにした古型材を微粉末にしました。 たまに混ざっているブロンズ片や釘などが製粉機に入ってしまい、ガガッてなるんですが、今日中のグラインダーが割れてしまい、完全に逝ってしまいました。。 制作時間計76時間。

過去作品の振り返り8 木彫作品5 衣の寄木1つ目の荒彫りから衣の寄木2つ目まで

一つ目の衣の寄木を荒彫りします。 まだ全部量が付いていないので見えない先までの流れをイメージしながら形を定めていきます。 背中を荒彫りしました。 実際的な形まで彫り込みました。 反対側はまだ面になっています。ここから内グリしていきます。 寄木と…

本体の完成

黒染めに使った薬剤はこちら。今回はトビカ ブラッキーを使いました。黒染めは水で薄めて諦めずに何度も塗り重ねて反応を待つのが重要。焦ったくて濃いのを塗りたくなりますが、色が定着せず、拭いたら取れてしまうような感じになってしまいます。説明書には…

型の材料準備

フレットミルを使って前回の鋳造で崩した型材を一気に粗挽きにしていきます。 一気にとはいえこの量で半日かかりました。 こういう作業的な仕事は全く面白くないのでどうしてもやる気になれないですね。やらないと先に進まないのでやるしかないんですけど。 …

過去作品の振り返り8 木彫作品5  衣の寄木1

寄木面ができたので寄木材を準備します。 寄木面は2面あるので、この大きな材を1面にくっつけた時、2面目との関係が直角面になるように寄木前に角度をつけて面出ししておきます。 カンナがけしたら材を起こします。 接着です。今回はダボを入れません。な…

パティナの続き。

もうすぐ完成になるので最終仕上げである作業の実験をしました。 リグロインで白い蜜蝋を溶かして作品に塗布し、布で擦って艶を出すというものです。 結構すぐ溶けました。 ブロンズでの制作を始めた時に実験的に作った作品。硫化した黒い肌にしてあったので…

調色作業。

油分がついていると色むらができるので作品をアセトンで洗い流します。ホルムズ海峡封鎖で今アセトンやシンナーは貴重品ですね! 薬品を繰り返し塗布していって表面を硫化させて黒くします。(黒錆)塗り始めで白い滑りが出てきました。 滑りの奥で段々色が…

パティナ準備

仕上げ作業が終わったので外で粉の洗い流しとウェットブラストがけを行いました。 次回からパティナに入ります。今回は黒染めです。 台座用に木材を買わないといけなかったのですが、ホームセンターで買うと1本5千円くらいします。10本買うと5万円。高いで…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 胴体の内ぐりと背面の寄木面

正面側は腕までついてだいぶ形が落ち着いたので背面を進めます。(前面が決着し、基準となったのでそれに合わせて背面が決められます) まずは背中に窓を開けての内グリから。 レーザー墨出し機で垂直線を出します。 それに合わせてチェーンソーで溝を切りま…

腕の溶接

体全体が大体仕上がったので最後のパーツ、腕を溶接しました。 グラインダーがけ、やすりがけまで。 やっぱり作品として必要なものが全部で揃うと違うなって思います。 そう考えるとミロのヴィーナスとか古代の彫刻は今となっては腕がない状態だからこそ美し…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 手の制作

手を作成します。 手は顔に匹敵する重要な部位だと思っています。感情豊かに表現ができますよね。ポージングにも特徴が出せるので作品の良し悪しにかなり作用します。 こだわらずにはいられません。 まず手のための材を本体の荒どりの時に出た端材から切り出…

頭部、胸まで形完成

上から順に形を完成させていきます。 エアーツールで♯120、♯240で大体形を整えた後、手作業で♯240をかけていきました。240はまだ傷ができるくらいの感じですが、パティナ(化学反応での調色)を施す場合十分だと思います。 ツールを使っての表面…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 頭部の内ぐり

髪の毛も量が定まってきたので頭部の内グリをしていきます。 いつもは後頭部側を切り離すのですが、今回は後頭部側が髪の毛が広がっていて面出しできないので顔を切り離します。 この線に沿って切り離します。 後で付け直すので綺麗にカットしたいです。 ダ…

体の仕上げ

両腕とも大体の仕上げが終わりました。 仕事は体の仕上げに移ります。 最終的には膝くらいの高さが目線になるような高さに設置します。

過去作品の振り返り8 木彫作品5  髪の毛の彫り込み

作業は髪の毛に戻ります。 流れるような表現についてはこの作品から特に意識するようになりました。 三次元的に曲線、曲面での形が美しく成立するように、さまざまな角度から確認を重ねて彫り進めます。流れの重なりに無駄な部分や辻褄のおかしい部分が出来…

過去作品の振り返り8 木彫作品5  最初の失敗寄木の蝶々かすがい埋め込み。脚の荒彫り続き

脚の形が大まかに決まったので、一番最初の荒取りで失敗した時の寄木に木のかすがいを打ち込んで物理的に固定します。こういう蝶々型の木を埋め込んで、寄木部分の剥がれを物理的に防ぎます。 蝶々はバンドソーで適当に作ったものです。 シルエットを写して…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 脚の荒彫り

作業は足に移っていきます。最初に土台の厚みの設定から始めました。 その後足周辺を荒彫っていきます。 引いている脚に奥行きをつけました。 厚みや奥行き、軸や面の関係性など作品の構成的要素を強く意識して制作しているので、まだ表面的に具体性がなくて…

過去作品の振り返り8 木彫作品5  体の荒彫り

頭部が一段落ついたので体を彫り込んでいきます。 チョークでデッサンを描きます。 丸鑿で彫り進めます。衣服と肌の間にできる高低差を考えます。ひだの奥に「体」がしっかり入っているように感じることができればokです。実際のひだの形はかなり複雑になり…

過去作品の振り返り8 木彫作品5  髪の毛の荒彫り

髪の毛を荒彫りしていきます。髪の毛や衣服は流れるような形を美しく表現できる場所なので一層拘っていきたいですね。 左側面と背面から進めます。 いらない部分はチェーンソーでざっくり落としてしまいます。 鑿での彫り込みは空圧鑿を中心に使って進めまし…

片手の仕上げ

指はこのようにベルトサンダーのやすりを補足カットして左右に引き合って仕上げました。 片手が仕上がりました。

手首の溶接

腕、手は持ちやすいように手首を溶接してから仕上げていきます。 溶接する面積の小さいところは簡単ですね。 グラインダーで荒削りします。 サンドペーパーでどんどん仕上げていきます。