小川原隆太 彫刻制作記録(森共同アトリエ管理人日記)

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2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧

型の材料準備

フレットミルを使って前回の鋳造で崩した型材を一気に粗挽きにしていきます。 一気にとはいえこの量で半日かかりました。 こういう作業的な仕事は全く面白くないのでどうしてもやる気になれないですね。やらないと先に進まないのでやるしかないんですけど。 …

過去作品の振り返り8 木彫作品5  衣の寄木1

寄木面ができたので寄木材を準備します。 寄木面は2面あるので、この大きな材を1面にくっつけた時、2面目との関係が直角面になるように寄木前に角度をつけて面出ししておきます。 カンナがけしたら材を起こします。 接着です。今回はダボを入れません。な…

パティナの続き。

もうすぐ完成になるので最終仕上げである作業の実験をしました。 リグロインで白い蜜蝋を溶かして作品に塗布し、布で擦って艶を出すというものです。 結構すぐ溶けました。 ブロンズでの制作を始めた時に実験的に作った作品。硫化した黒い肌にしてあったので…

調色作業。

油分がついていると色むらができるので作品をアセトンで洗い流します。ホルムズ海峡封鎖で今アセトンやシンナーは貴重品ですね! 薬品を繰り返し塗布していって表面を硫化させて黒くします。(黒錆)塗り始めで白い滑りが出てきました。 滑りの奥で段々色が…

パティナ準備

仕上げ作業が終わったので外で粉の洗い流しとウェットブラストがけを行いました。 次回からパティナに入ります。今回は黒染めです。 台座用に木材を買わないといけなかったのですが、ホームセンターで買うと1本5千円くらいします。10本買うと5万円。高いで…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 胴体の内ぐりと背面の寄木面

正面側は腕までついてだいぶ形が落ち着いたので背面を進めます。(前面が決着し、基準となったのでそれに合わせて背面が決められます) まずは背中に窓を開けての内グリから。 レーザー墨出し機で垂直線を出します。 それに合わせてチェーンソーで溝を切りま…

腕の溶接

体全体が大体仕上がったので最後のパーツ、腕を溶接しました。 グラインダーがけ、やすりがけまで。 やっぱり作品として必要なものが全部で揃うと違うなって思います。 そう考えるとミロのヴィーナスとか古代の彫刻は今となっては腕がない状態だからこそ美し…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 手の制作

手を作成します。 手は顔に匹敵する重要な部位だと思っています。感情豊かに表現ができますよね。ポージングにも特徴が出せるので作品の良し悪しにかなり作用します。 こだわらずにはいられません。 まず手のための材を本体の荒どりの時に出た端材から切り出…

頭部、胸まで形完成

上から順に形を完成させていきます。 エアーツールで♯120、♯240で大体形を整えた後、手作業で♯240をかけていきました。240はまだ傷ができるくらいの感じですが、パティナ(化学反応での調色)を施す場合十分だと思います。 ツールを使っての表面…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 頭部の内ぐり

髪の毛も量が定まってきたので頭部の内グリをしていきます。 いつもは後頭部側を切り離すのですが、今回は後頭部側が髪の毛が広がっていて面出しできないので顔を切り離します。 この線に沿って切り離します。 後で付け直すので綺麗にカットしたいです。 ダ…

体の仕上げ

両腕とも大体の仕上げが終わりました。 仕事は体の仕上げに移ります。 最終的には膝くらいの高さが目線になるような高さに設置します。

過去作品の振り返り8 木彫作品5  髪の毛の彫り込み

作業は髪の毛に戻ります。 流れるような表現についてはこの作品から特に意識するようになりました。 三次元的に曲線、曲面での形が美しく成立するように、さまざまな角度から確認を重ねて彫り進めます。流れの重なりに無駄な部分や辻褄のおかしい部分が出来…

過去作品の振り返り8 木彫作品5  最初の失敗寄木の蝶々かすがい埋め込み。脚の荒彫り続き

脚の形が大まかに決まったので、一番最初の荒取りで失敗した時の寄木に木のかすがいを打ち込んで物理的に固定します。こういう蝶々型の木を埋め込んで、寄木部分の剥がれを物理的に防ぎます。 蝶々はバンドソーで適当に作ったものです。 シルエットを写して…

過去作品の振り返り8 木彫作品5 脚の荒彫り

作業は足に移っていきます。最初に土台の厚みの設定から始めました。 その後足周辺を荒彫っていきます。 引いている脚に奥行きをつけました。 厚みや奥行き、軸や面の関係性など作品の構成的要素を強く意識して制作しているので、まだ表面的に具体性がなくて…

過去作品の振り返り8 木彫作品5  体の荒彫り

頭部が一段落ついたので体を彫り込んでいきます。 チョークでデッサンを描きます。 丸鑿で彫り進めます。衣服と肌の間にできる高低差を考えます。ひだの奥に「体」がしっかり入っているように感じることができればokです。実際のひだの形はかなり複雑になり…