大きな流れの形、毛の束の流れの形に加えて毛の細かな表情を細い丸刀で彫り込んでいきます。



これで髪の毛は完全に仕上がりました。

無駄な形を一つも作らず、水の流れのようなイメージでどこからみても変化のある形を意識しています。ねじれを使っていくことも大事ですね。


髪の毛は自分の表現の中で特にこだわっている部分でもあります。人体彫刻って長い歴史の中でもうやり尽くされていると言う話をよく聞きますが、そんなことはないと思いますね。習作のような作品に練習以上の意味があるのかと言われたら難しいですが、自分自身の表現が作品に反映されているならそれはもう無二の彫刻だと言えるでしょう。
大事なことは純粋さと執念(または熱中)だと思います。
良い作品をたくさん見ることで自分の中の常識のレベルを上げていくことも大事かもしれませんが、何にも影響を受けずに純粋な感覚を守っていくことも同じくらい重要です。
どちらにしても理想に向かって突き進んでいくための燃料は無限に必要になります。