
盛り上げにはエポキシパテがオススメです。というかこれ以外で盛り上げ加工は無理なんじゃないかな?エポキシパテは主材と硬化剤を均等に混ぜて化学反応で硬化します。プラスチックに粒子を混ぜ込んだような質感なので硬化後鑿でザクザク彫り込めます。ただしそれ自体が砥石のような物なので刃がすぐ丸くなってしまいます。なので鑿は頻繁に研がないといけません。さらにエポキシパテは粘度が低いので一気に盛らずに、盛る部分にすり込むように土台を作って、そこにくっつけるようにしないとうまくつかないし、一見ついても剥がれやすいです。場合によってはちょっと面倒ですが下地にエポキシ接着剤を塗って、硬化前にエポキシパテを盛るやり方なら問題なくくっつきます。
物自体の性能は高いのですが、段取りをしっかりしないと無駄にしてしまいます。実用強度の硬化には大体5~6時間かかります。
もし最終仕上げに使うならアセトンが必須です。表面をアセトンで溶かしながらおさえていくときれいに仕上がります。
あとは1個の値段が量に対して高いです。90g(体積的には切り餅2つ分くらいかな?)で僕は580円で購入していますが、ホームセンターによってかなりばらつきがあって、1050円というところもありました。
アクリル系パテは水溶性なので一番手軽に使えます。が、強度が無いので盛り上げには向いていません。寄せ木や割れの隙間を埋めるにはエポキシパテより向いています。これも水をつけながらおさえるときれいにいきます。
ラッカー系パテは硬化が早いので(表面からどんどん乾いていきます。ただ一気に盛り上げると中まで乾くのに相当な時間がかかってしまいます)アクリル系パテよりは盛り上げにも対応出来ますが、粘りが無く、力を加えるとボロボロ崩れるような性質があります。やや接着性も悪いかな?なのでやはり隙間を埋める程度に使うのが良いと思います。ラッカーシンナーで溶かし込むことができます。
どのパテもタモ白(白っぽい)と、ラワン(ピンクっぽい)があります。僕はしっかり色をつけてしまうので正直どちらでも変わりませんが、最終的に白っぽく仕上げたいところはタモ白の方がいいと思います。どちらにしても、実際の色にする前に下地の色を操作してパテの部分を分かりづらくしておくと薄めの彩色でもほとんど見た目に分からないくらいまで持っていけます。
本当はパテは使わないにこした事は無いですよね(笑)でも僕はパテに頼る事を恐れて作業が慎重になりすぎてしまうのが嫌だし、結局理想の形を追求した時にパテを使わざるを得ないのであればそれはしょうがないんじゃないかな(といかむしろポジティブな選択なんじゃないかな)と思っています。