小川原隆太 彫刻制作記録(森共同アトリエ管理人日記)

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朽ちていった命 被爆治療83日間の記録


1999年9月30日。茨城県東海村の核燃料加工施設でずさんな管理体制のもと、臨界事故は起きました。作業中だった二人は被爆し、重症だった一人は7sv(7000msv)もの放射線を浴びました。彼らを救うべく、全国から様々な専門医が集まって治療を開始します。
最初は話も出来て、見た目にも通常と何ら変わらない作業員。しかし数日立つうちにみるみる容態は悪化して、治療も対処に対処を重ねざるを得ず。次から次へと、まさに体が「朽ちていく」のでした。
放射能による被爆という、医療として治療が確立されていない大きな壁に医師らは立ち向かい、そしてそれがいかに想像以上の相手であったのかを知るのでした。
手に余る物に依存して、それに脅かされるというのはなんて皮肉な事だろう。それでもそれを手放そうとしない姿には、悲しいほどに人間の本質が浮き出ているように思いました。