シルバー925のもみの木!銀を約700グラム使用の豪華版です!

作り方を解説します(^-^)
↓粘土で原型をつくります。これが芯棒、五寸釘です。

↓原型完成!

↓切り金をさしていきます。

↓石膏を盛ります。今回は鋳造用の耐火石膏を使用します。
耐火石膏は通常の石膏と違って粘りがなく、ボソボソしているうえ、硬化が遅く、もろいので扱いづらいです。でも高温に強い!

↓ノミで切り金の面を削りだします。

↓ヘラを切り金の部分に差し込んでパカッと割り出す。そして中の粘土をかきだします。

↓もう一度型を合わせて、全体を石膏に浸したスタッフ(麻)で補強します。これをしないと溶けた高温の銀を鋳込んだ時に型が割れて、銀が流れ出してしまいます。

↓型は窯で乾燥させます。水分が残っていると、鋳込んだ瞬間に水蒸気と共に銀がマグマの様に吹き出してしまいます。

↓ちなみに素材となるのはコレ!昔シルバーアクセが好きで、集めたものを溶かしちゃいます(笑)もうつけないし、いっか~(^ε^)
これだけでは足りないので、以前昆虫に銀を鋳造して売ってたやつの失敗作と、未使用の地金もあるものすべて溶かします。目測で、大体これで足りそう!

↓銀はるつぼという高温に耐える器で溶かします。名前は知らないですが、鉄製の挟む器具でつまんでそのまま型に流し込みます。

↓銀はガス溶接機で溶かします。この溶接機はアセチレンという可燃性のガスに点火して、酸素を送り込むことで火力を高め、鉄や真鍮、銅、アルミを溶接、溶断できる機材です。ちなみにステンレスはこの溶接機では溶接できません。ステンレスの溶接にはTIG溶接機(プラズマ溶接機)が必要です。
銀の量が多いので、一度に全体を炙ることはできませんが、表面を溶かしつつ、鉄棒で撹拌してやればちゃんと溶け切ります。
銀は1050℃(くらいだっけ?)で溶けます。鉄よりやや融点が低いです。

ここで!!!失敗してしまいました( ̄□ ̄;)!!
型の乾燥が足りず、銀が吹き出した~(泣)あまりのテンパリで、写真撮れませんでした(笑)
当然型もダメにしてしまったのでここまでの過程をやり直しです~(^o^;)
次の型はかなり念入りに乾燥させました!しかも高温で!700℃くらい!さすがにこれで水分残らないハズ!!
↓おそるおそる鋳込みをしました~。
おおっ!うまくいった!!しかも銀の量も読み通り!グレート(☆o☆)

↓割り出すとこんな感じです。表面が黒いのは鋳肌といって酸化膜みたいなもんです。塩酸に浸けたり、磨いたりするとピカピカになります!型の合わせ目にバリもあるので、削ったり、修正が必要です。

↓リュ-タ-を使って大まかに修正をします。

↓リュ-タ-のビットをダイヤモンドビットに変えて密度を上げていきます。

↓塩酸に浸けて鋳肌を剥がします。塩酸は医薬用外劇物です。購入にあたって、使用目的の明記と、印鑑、署名が必要です。もちろんお金も必要です(笑)
これを使う時は必ずゴーグルをしましょう!ピチャッって跳ねて目に入ると失明しちゃいます。

↓こんな感じにピカピカになります。でもこのままだとのっぺりした感じで立体感や質量感が弱いです。せっかくのシルバーの素材感が生かされていない…と思うのはクロ○ハ-ツに憧れた男子にしか分からないこと…ですかね~(笑)

↓なので薬品を使って、いぶします。こうすることで、凹部に黒が残り、凸部は磨いて光らせることで重厚なコントラストが生まれます…というのはシルバーアクセ好きの男子にしか分からないこと…ですかね~(笑)
この薬品はいわゆる硫黄みたいなものです。温泉にアクセサリーをつけたまま入ると黒くなります!気をつけましょう!!

↓塗った瞬間黒くなります!

これで磨きをかければ完成です(≧▽≦)
さ!次は台座です。
↓今回は紫檀という木を使用しました!高級銘木で、密度が高く、カタイです。そんじょそこらの刃物じゃ刃が立たない。
バンドソ-で必要なサイズにカットします!

↓ベルトサンダ-で底面をフラットにします。

↓グラインダーで形をつくります。

↓ランダムアクションサンダ-で磨きます。最後手仕上げ!サンドペーパーの♯600と1200でピカピカにした後、ウッドワックスをかけます。

↓最後にモミの木の底面と、台座に穴をあけてピンを立て、差し込むようにして設置します。
これで安定する!震度6くらいなら大丈夫でしょう(笑)

結構鋳造もおもしろいな~(*^-^)
うちでできるのはムク(塊)だけなので、ちょっとしたサイズでもべらぼうに素材が高くついてしまいます(^o^;)
黄金のマスク!とは言わないものの、銀のマスクなんてできたらいいな~!