今回もまずは頭部から彫り始めます。
最初はめっちゃ塊っぽい感じですね。一番高さの高いところを間違って削ってしまわないように進めています。逆に深くなるところを思い切って彫り込めないとのっぺりした作品になってしまいます。
基本削っていくだけの仕事で自分の中でのベストな形を目指すのはこうしてみると難しいですね。粘土は取ったりつけたり、色々試せるのでそういう意味で作りながら考えるっていうのが通用します。


ボリボリ進めていきます。骨格やプロポーションを重視しています。


体に対して頭部の位置が少しでも狂っていると顔が完璧にキマっても後々変な感じになってしまうので全体感も相当気をつけています。

髪の毛を彫ってようやく作品ぽくなってきました。細かくは彫っていなくても印象は見えてきています。



さらに具体的にしていく。









だいぶ印象が落ち着いてきて、作品のイメージを常に明確に感じながら進められる状態になりました。顔さえ定まってしまえば(もちろん顔の空間的な位置やサイズが合っている状態)あとはいけるっていう感覚がありますね。この段階までは意外と不安も入り混じっています。
船越桂先生のニアイコール船越桂というDVDの中で「制作中ふと不安に駆られることがあって、本当にいい作品ができるんだろうかって。でもそういう期間は長くなくて、すぐに良し、できるぞって自信を取り戻すんです。」みたいに話しているシーンがあって、多分自分が感じている感覚と同じことを言ってるんだろうなと激しく共感するのでした。
自分はモデルを使ってつくっている訳ではないので答えがない分自分自身の理想が明確でないと自信を持って彫り進めることはできないです。