
表面の紙ヤスリの痕をベンジンで拭いて消します。わずかですが溶けて均せます。

中子の固定(脱蠟した時に中に詰まってる石膏の塊が動かないようにする為)の為に釘を数カ所打ちます。もはやドロドロに溶けている表現の部分は中子の状態が分からないのであまり入れませんでした。多分大丈夫だと信じたい。

発泡スチロールで浮かした隙間は粘土で埋めます。本当は粘土で埋めずに型を作ることで厚みの基準にしたかったですが、ワックス原型が歪んでしまったのでそれをしてしまうとこの部分が後々削り出した時に極端に薄くなってしまうと言う可能性があったので、底面は全体にやや厚めに流して頑張って削ることにしました。

耐火石膏1層目。1層目は形を詳細に写し取る為に粒子の細かい石膏を盛っていきます。空気が入らないように。垂れないように気をつけます。この二つをミスすると作品の形が変わってしまいます。(場合によっては使い物にならなくなる)2層目との食いつきがいいように表面は荒い方が良いです。

2層目。2層目の耐火石膏は荒めです。その分強度は高いです。

ここで鉄筋をつけていきます。これがないと今回の作品は出来ません。

基準を作ったらどんどん溶接して構築していきます。木彫仕様のアトリエ(下にベニヤを敷いてある)だったので、ちょっと燃えたりしましたが、冷静に水をかけて鎮火しながら進めます。

網も張って強度を増します。網の上からまた耐火石膏を盛ります。新たにつける石膏ともとの石膏の間に隙間が出来ないように新たにつける石膏を投げつけるようにして勢いをつけて網の奥に押し込みます。

これで完成!このあと作品を左に90度起こしてフォークリフトで窯に詰めます。(人力では持てません)左の方に四角い形があると思いますが、この段があることでフォークリフトの爪が入るのと、脱蠟の時にここにバットを差し込んでロウを回収します。そのための構造です。ロウは今底面になっている所から流れ出るので、バットの縁がそことそろっているとロウが回収できないので、作品の下に厚い板を3枚敷いて作品の底面とバットの縁の位置にズレを作っています。

脱蠟後フォークで取り出し、地面に置いたあとちょうど三角の部分が下になるように設置してブロンズを流します。

次回は窯詰め、脱蠟!