この作品は自分が中学一年の時に制作したものです。
木の板材を何層にも重ねて小物入れを作るという授業でした。
授業のレベル感としてはもっと箱っぽいものができれば良かったのですが、もっと立体的に変化のあるデザインにしたくてバッファローをモチーフに作りました。


ものが入るスペースはめちゃくちゃ少ないです。
が、その辺はどうでも良かったように思います。それより形形!という感じでした。
今見ても割と秀逸なデザインになっていると思います。
今授業で教えているのはラワンベニヤでもっと大きく、複雑なものを目指して生徒には挑戦してもらっています。
この授業は結構盛り上がるのですが、いい作品ができる気配を実感できると俄然生徒もやる気が出てきて頑張るので結果素晴らしい作品を完成させることができます。
基本的には生徒自身がが熱中して作品と向き合ってくれないとどうにもならないので、そういうモチベーションが持てるように最大限手助けをしていくことが自分の仕事だと思っています。
とにかくいい作品ができた成功体験を実感してもらうことですね。一度でもそのような達成感が得られればその後の制作でもきっと努力できるんだと思います。努力していいものができる方が圧倒的に楽しいし、意味があるということが理解できたということです。
そのためにはどんどん手も入れていくし、いくらでもアドバイスを重ねていきます。実際に作業を見せれば自力で目指そうとするので、最後は自分の力で完成!という流れができます。
美術が嫌い。という生徒はおそらくそのような成功体験が今までなかったのだと思います。別に上手い作品ができなければいけないわけでは全くないんですけどね。
作る喜び。出来た感動。美術ってこれしかないと思っています。
上手くなくて全然よくて、↑この2つが感じられるならばそれは美術の才能そのものです。