小川原隆太 彫刻制作記録(森共同アトリエ管理人日記)

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過去作品の振り返り 6 木彫作品3 尻尾の寄木

最後の寄木。尻尾を進めていきます。

尻尾のカーブを針金で設定して、それを丸太に写します。

胴体には尻尾を組み込むためのホゾを作っておきます。チョークで描いて。

チェーンソーでカット。

ダボを入れておきます。

切り出した尻尾を組み込みます。

そのまま本体と一緒に彫り込んでいきます。

尻尾はつけた状態ではトラックに入らなくなるので取り外し可能にしました。

この時は団体展に毎年出品していました。で、この尻尾の形だと出品規約のサイズをわずかにオーバーしてしまいます。

それは事前に知っていたのですが規約には「組み作品の場合」というのがあって、それは単体出品に比べてかなり大きなサイズまでオーケーでした。普通に考えて組み作品というのは複数の彫刻をインスタレーション的に配置するような作品を想定しての設定なのは分かっていましたが、僕はこの作品は組み作品である。(尻尾を組んでいる!)と強引に主張して切り抜けるというパワープレーで行こうとしたのですが、これが大勢を巻き込んだ議論に発展し、「いいね!ベストな形で出したほうがいいよ!」という人もいれば、「いや、規則は規則だから!」という人で意見は真っ二つに分かれ、結局ダメになってしまいました。で、どうしたかというと、尻尾だけ下に下がった形を作り直し、単体出品の規定サイズに納めて無事出品を果たしたのでした。(形的にはベストではない)まあ仕方ないです。世の中そういうものですね。

まあでも今思えばあの短い期間で尻尾を作り直すなんて、すごいエネルギーだったなって思います。今だったら、じゃあいいかってなってしまいますね。