塑像作品に関して、修了制作で「作品をつくる事とはどういうことなのか」が少し分かるようになって以来この数点の作品で良いものがつくれるようになってきた実感を得ることが出来ました。
同時に今までやったことない制作に取り組むことで成長のスピードを上げていくことが出来るだろうと考えました。
(というより単純に未知への憧れ的なものであったかもしれません)
木彫を制作するにあたってまず考えたのはこれまでは必要なかったマケット(模型)が必要だということです。
特に木彫は未経験で全く勘がなかったので、どのように木取りをしていくべきか見当もつきませんでした。(粘土はつけて増やしていく中でのやり取りで形にしていくので、心棒に依存する要素以外は全部自由です。片や木彫は基本は丸太から量を落としていく一方なので、最初から量の限界値が決まっているわけです。もちろん足りなければ足せばいいのですが、塑像のように簡単ではないです。)
丸太の状態を前にして、どこをどのくらい落として良いのか正確に判断するためにまずはマケットの制作に取り組みました。
マケットと言ってもクオリティにこだわりたかった思いがあり、セラミック(土の種類を色で切り替えて1250度で完全焼成させる)で仕上げました。
↓大きさは60cmくらいです。コートなどは黒泥、肌は益子白土、マフラーは唐津赤土で色を切り替えました。画像は焼成前の乾燥段階です。

完成作品だこちら。


素焼きは色が薄くスカスカな質感ですが、本焼成をすると土中のガラス質が溶け出して結合し、収縮するのも相まって形の密度が上がるのと同時に色が濃くなります。
マケットながら作品として鑑賞に耐えうる作品を目指そうという考えですね。
台座はシンプルに箱型ですが、上面に一段段差をつけたのがポイントです。
次回からいよいよ木彫に入ります。知識も経験も、道具もほとんどないですが、ワクワク感はマックスで制作に臨みます。