小川原隆太 彫刻制作記録(森共同アトリエ管理人日記)

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過去作品の振り返り 2  大型テラコッタ作品 土込め編

型に粘土を込めていきます。今回は女性像は益子白土、牛は黒泥を使いました。

↓女性像が座っている部分を裏から見たところです。一定の厚みの粘土を張り付けて行って隙間を押し潰して繋げ、後で凹みに粘土を埋めていきます。

型から外した後に粘土を込めた跡が残らないようにするために、張り付けた粘土の合わせ目が出来ないよう最初に張り付けた粘土の上に次の粘土を重ねてどんどん広げていくのがいいみたいなんですが作業効率的にこの方が早いし、特に問題は起きないので楽な方でやってしまいます。

前回の作品も修了制作もそうですが、異なる粘土は収縮率が違うのでピッタリ繋げるだけでは割れてしまうので、内部で2つの種類の粘土を練り混ぜて収縮率の差にクッションを作って割れを防ぎました。

↓このように込めました。牛の断面は内側に反り返る形をしているのでそのままにしているとあっという間に粘土が落ちてきて歪んでしまいます。

なので内壁をつくって粘土の垂れを防いでいます。

さらに上部に申し訳程度ですが粘土のかすがいをつけて垂れを防止。

ある程度硬くなった時点でひっくり返し、全面壁にしていたものは内側に穴を開けて軽くしました。

その後同時に乾燥収縮させるため、各パーツを繋ぎ合わせて再度仕上げました。

頭部は前に出過ぎていて重量的にこの段階でくっつけるのが怖かったのと、手は断面が小さく、そこまで収縮の違いが出ないということでこの段階では分けたままにしてあります。

このあと完全乾燥したらノコギリで再びカットしていくのですが、その写真は残ってなかったのでどんな感じかは前回の作品の記事で見ていただけたらと思います。

次回は焼成後の組み立て作業について書いていきます。