前作に続きテラコッタでの作品になります。
タイトルは
「朝日は大地に目覚めの時を知らせる」
です。長いです。実は僕の作品のタイトルは半分以上無意味なんですが、この作品のタイトルは表現したいことや空間のイメージに直結しているので珍しく重要です。
(untitled ってタイトルをつける場合もあるかと思いますが、実際untitled自体表記したくないくらいですね。そういう場合もう無表記でもいいのかも。意味ないタイトルをつけてるなーって思っている時はとりあえずの呼称的な感じでつけています。今振り返ると全然良くないなってものも多いですね。
作品性も造形レベルも前作では大いに反省があったので今回は自分の限界や常識を越えるつもりで臨みました。
↓塑像完成写真


牛も人物像も等身サイズなのでとても大きいです。このサイズのテラコッタ具象作品はなかなかないと思います。
牛は大地のイメージ。女性像は朝日のイメージです。
牛の形は牧場にスケッチに行って取材を元に制作しました。動物はあまり作りませんがこの作品は結構良くできたかなと満足してます。
服のヒダはなんだかんだ想像で作ったように思います。
この作品では今までより「物語性」について考えてみました。前2作は風景を思い描いてそれを形にするということをしてきましたが、この作品では風景から物語を読み解いて形にする。ということをしています。
この作品では女性像は「朝日」の象徴なので、そのような視点で見てもらえるとより感じ取れるものも多くなると思います。
形の工夫では女性と牛の向いている方向を90°変えているというのがあります。構成的な操作で2つのモチーフの存在している世界線が異なることを軽く暗示しています。
この作品以降、日々制作を重ねていく中で「自分の限界を越える」ということにフォーカスした作品を定期的に制作するようになります。
→限界を超える作品に臨み、視野を広げる。
→広がった世界の中で制作を重ね、理解し、空白を埋めていく。
→その世界の可能性を引き出し切ったところで新たに限界を越える作品に挑む。
この繰り返しですね。
この作品は限界突破を目標にしています。
次回は型取り編について書いていきます。