小川原隆太 彫刻制作記録(森共同アトリエ管理人日記)

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2025-01-01から1年間の記事一覧

過去作品の振り返り 4 初めての木彫 完成

アクリルガッシュで彩色して完成です。 「lasthing night」 H190cm 永続する夜 という作品です。 実は前作「life」の一番右側にいた人をモデルにしました。(実在する人ではないです) 初めての木彫作品。 この作品で得た教訓は、「理想だけ持っていれば良い…

過去作品の振り返り 4 初めての木彫 仕上げ

荒っぽい仕事はほとんど終わって仕事は最終的な段階に入りました。ここまで来ると木槌はほとんど使わず、鑿を使う場合も手で押し込んだり、手のひらで打ち込むような感じで、ほとんどが彫刻刀で進めます。 頭部も印象に緊張感を持たせるよう意識します。髭や…

最後の修正パーツ

脚のワックス原型が終了しました。 削ってたら一部黒いワックスがなくなってしまいました。でも多分厚み的に問題はないと思います。 頭部の修正開始です。これで最後です。 目は空洞にするのですが、小さいのでブロンズにしてから削って作るのは難しそうです…

過去作品の振り返り 4 初めての木彫 荒取り編 2

ヘルニアの手術を乗り越えてしばらく離れていた制作を再開しました。 少しでも重いものを持つことに恐怖を抱くようになり、ちょっとでもヤバいかもと思ったものはフォークリフトで上げるようにしました。 レントゲンを撮った時に、問題の箇所以外にもややヘ…

過去作品の振り返り 4 初めての木彫 荒取り編

ずっと続けてきた塑像を卒業して心新たに木彫で作品を制作することに心躍らせていました。 とりあえず何も分からず、何も持ってないところからのスタートです。楠は小田原に買い付けに行きました。 アトリエに運び入れて、マケットを参考に材にチョークでデ…

上体、腿の仕上げ

ワックス原型の仕上げの続きです。 今日は上体と腿の仕上げをしました。

鋳造イメージ

型の仕組みについて簡単に図解しました。 ワックス原型青 ワックス(厚み3〜4mm)黄 中の鋳造型 青 湯道(ブロンズを流すことになる道)→下たから順に静かに満たしていくために、作品に繋がる部分には角度をつける。赤 ガス抜きの道(作品の頂点につけて下…

型を壊す

ワックス原型の外の型を崩していきます。 無事ワックスで形を置き換えることができました。 ここからはワックス原型の修正です。 粘土のように可塑性のあるワックスを作っていきます。 使うのはこちら蜜蝋と、 松脂です。 柔らかい蜜蝋にカチカチの松脂を混…

古型材の作成

前回 作品で型に使って砕いて撮っておいたものを製粉していきます。まずはフレットミルで粗挽きの状態にします。 このフレットミルは数年前に購入したのですが、購入した直後、ブロンズの作業が大変すぎて一時挫折してた時があります。その時は本当に購入し…

内側の型

ワックスの内側にも型材を流し込みました。型材は石膏1、古型材2、アンツーカー2を混ぜて使用しています。 次回は型外し。

ワックス塗布終了

大きな型にもワックスを塗っていきます。これらは大きなポリバケツに水を溜めて沈めました。 型は外した状態でワックスを塗って厚みをつけて、型を合わせてつなぎめにワックスを流して一つなぎにしました。 暗がりの中にうっすら合わせ目が見えます。これを…

ワックス原型の制作開始

今日からワックス原型制作に入ります。 まず形を水に沈めます。石膏が目一杯水を含んだ状態にして溶けたワックスを塗っていく時貼り付かないようにします。型が乾いた状態でワックスを塗ると型にワックスが食い込んでしまい、外れなくなってしまいます。 乾…

鋳型の台座

涼しくなってきたのでワックス原型をつくる作業に入っていきたいと思います。前作は暑い時期にワックスの作業をしたのですが湯道などが溶けてしまい大変でした。やっぱり熱に弱いワックス原型は秋にやって熱い鋳込みは冬にやるのがいいですね!前回は両方夏…

過去作品の振り返り 4  木彫編 初めての木彫作品 マケット制作

塑像作品に関して、修了制作で「作品をつくる事とはどういうことなのか」が少し分かるようになって以来この数点の作品で良いものがつくれるようになってきた実感を得ることが出来ました。 同時に今までやったことない制作に取り組むことで成長のスピードを上…

過去作品の振り返り 3  完成編

life 荒削りではありますが、当時の自分の全てを出し切った作品です。 この作品を完成させた時、「塑像」をやり切った感でいっぱいでした。同時に新たな体験を求める気持ちが溢れていました。 自分の中では一通り塑像でできることは網羅できたかなという感じ…

過去作品の振り返り 3  塑像ラスト作品 型取り終了 型壊しと作品修正仕上げ編

雄型の張り込み作業が終わって窓閉めも完了し、いよいよ雌型を壊して作品を取り出していきます。作品とはしばらくぶりの再会となります。 ハンマーでバカスカ叩いてどんどん形を出していきます。このくらいのサイズになるとチマチマ丁寧に進めるよりも多少作…

過去作品の振り返り 3  塑像ラスト作品 型取り雄型編1

離型剤を雌型の内側に塗布し終わり、次は雌型の内側に石膏の1層目をかけていきます。この作品は最終的に積極的に石膏を盛ったり削ったりしてかたちを作っていきたかったので、作品の表面になる部分は2層(少し厚め)にしました。 その後石膏に浸したサイザ…

過去作品の振り返り 3  塑像ラスト作品 型取り雌型編 2

外側の型が全部完成したので型を外していきながら中の粘土や心棒を解体し、型だけの状態にしていきます。作品真ん中は人物が3列になっているので、奥の人物の粘土を掻き出すために、最前列の人物の足のところは全部外してしまう必要がありました。 ちょっと…

過去作品の振り返り 3  塑像ラスト作品 型取り雌型編  

原型が完成し、石膏取りに移っていきます。今回は石膏像に置き換えるだけなので壊し型(最終的に外側の型は壊して中の形を取り出す)でいきます。 型の中の粘土を掻き出すための切り金をさしていくのですが、これだけでめちゃ大変でした。 あとは地道に石膏…

型の完成

切り金の面出しをしました。 削っていくのに適当な大工飲み(きれなくなってもいいやつ)とゴムハンマー(木槌だと瞬間的な衝撃で型が割れてしまうことがある)を使います。 切り金の部分にも石膏が被ってしまっています。 切り金がささっている部分を鑿で削…

型の塗り込み

型に厚みをつけて形を完成させました。 最初に8番線を使って窓枠に沿って補強を入れていきます。 その後ボウルを3つまわしてノンストップで石膏の塗り込み作業をしました。 素直に外せる窓の部分にはサイザルを全面にはって補強。髪の毛の部分などはワック…

型取りを開始。

今日から石膏取りを始めます。 まずは手足の指と髪の毛のうねりの先端部分をカットし、個別に型取りしていきます。 髪の毛にはそれぞれ番号を振っておいて切る前に撮影し、かたどる場所も番号で管理しておけばワックス原型になってから迷わないですね。 数が…

膝下の仕上げ。作品全体の原型完成。

最後膝下の仕上げをして原型制作は終了としました。 正直もう少し作り込んでもいいのですが、おそらくワックス原型になってからの方が仕事が捗るので今微調整をする必要はないかなと思いました。 指はバラバラで作り込みました。 膝下の完成。 これで全体の…

膝回りの仕上げ

脚の仕上げに入りました。 粘土は柔らかいのと、硬さが場所によって差があるのでどうしてもピタッと形を作ったつもりでも結構麺がヨタヨタしがちです。 なので少し多めに粘土を盛って櫛ヘラで削るのが一番やりやすいですね。 でベースの形をしっかり作ってか…

手の仕上げ

手を集中的に仕上げました。 まだ完全ではないのでもう少し時間をかけますが、やはり水粘土での仕上げには限界があるのでワックス原型にしてから最終仕上げをするつもりでいます。(それは全体に同じ) 限界があるっていうのは、まず水粘土の状態での長期の…

腰回りの形の完成

暑い。。暑いですが少し進めました。 今日は腰の仕上げです。 次回は手を完成させます。 なんだか時間を置いてみると前に完璧だと思って終わらせたところがどんどん微妙に見えてきて、毎回前回仕上げたところを修正してから次に行く感じです。 今は毎日制作…

過去作品の振り返り 3  塑像ラスト作品 原型編 それぞれの顔

画質が悪く、ガビガビですが、10人それぞれの顔はこのような感じです。 自分は基本モデルを使わないのですが、当時リチャードアヴェドンという写真作家が好きで、ポートレート写真集を見て参考にしているところはありました。 この写真集のレビューに、「…

過去作品の振り返り 3  塑像ラスト作品 原型編

テラコッタでの制作に見切りをつけて、石膏でものすごいスケールの作品をつくることに挑戦しました。 まずはデッサンから。コンテで描きました。ちょっと暗いイメージ。群像を制作します。 以下、経過写真は適当に扱っていたので小さく粗い画像しか残ってな…

テラコッタ作品に限界を感じた時に考えていたこと3

テラコッタでの制作に感じた違和感3つ目です。それは、 「焼成後の組み立て仕上げ作業が作品に嘘をついているように感じてしまう」 ということです。 どういうことかというと、大型のテラコッタ作品はそのままでは窯に入らないし、たとえ入ったとしても大き…

仕上げを進める

今日の仕事でへその高さの位置まで完成です。 最近人体彫刻を作る時、形にリアリティを与えるためのコツが分かってきました。 といっても自分は解剖学的正確性を求めてはいないので、現実としてのリアリティではなく、あくまで自分の作品の中でのよりよい答…